配線用遮断器は,交流600V直流で250Vの電路保護を目的とした断路器で、盤図とかに文字記号で
     「MCCB」って書いてある。多分、「モールド・ケース・サーキット・ブレーカー」だと思う。でも、みんなメン
     ドイから「MCB」って言ってるな。

    こいつはどういう規定になっているかと言うと
     
「開閉機構引き外し装置などを絶縁物の容器内に一体に組み立てたもので,通電状態の電路を手動
     または,電気操作によって開閉することができ,かつ過負荷および短絡などのとき,自動的に電路を
     遮断する器具」
ってな事が調べたら書いてあった。なるほどね!この文章考えた人は偉いよ。

   突き詰めて行くと過電流遮断器の事と同じ意味を指しており、開閉器とヒューズが一緒になった奴だ
      ね。
     今まで電気工事やっていてこれがナキャ電気工事できまへん。

   特性として配線用遮断器は過負荷電流に対しての反限時特性と短絡電流に対しての瞬時特性を持
     っている

   反限時特性って何じゃ(感覚的に分かっていても文字にすると難しい意味に見えますね)
     配線用遮断器に流れる電流が定格電流を超えたとき,流れる電流の量によって遮断作業時間が変
     わることです。また,これは
時延動作と呼ばれることもあります。一方,短絡故障のように大きな異常
     電流が流れた場合に,瞬時に電路を遮断する特性を
瞬時特性といいます。
     つまり、時延動作瞬時特性の相反する特性が合体した特性が反限時特性みたいですね。 
     まー、私の場合実際電気工事する時ここまではあんまり考えて電気設計してませんわ。たまに大きな
     ブレーカー使うときカタログをチラチラみるぐらいですな。これ一個一個やってたら絶対現場から家に
     は帰れなくて毎日エンドレスの残業になってしまうし。
     残業代ちょっとしか出ないしヤッパ3Kだなー
     すみません愚痴ってしまいました。

   上にも書いていますけど何とか動作とかっていうなれば時間の事を示してるんで合っているかどうか分
     かりませんが調べてきた動作時間表をリンクしときます。(一応JIS規格って事で)
  ここで飛びます

   ここからが電気工事必須の内容になります。(これ直感的に知ってないとヤバイ、でも言葉で説明する
     と難しいなー)
「じゃーなんで反限時特性とかブレーカーに持たせるんじゃー」ってとこが重要な事なの
     ですよ。つまり、
     負荷機器などの始動時に流れる始動電流という大電流に対応できるようにするためです。つまり,遮
     断器が過負荷電流によってすぐに動作トリップしてしまうと,負荷の稼働が正常に動作し始めないうち
     に,電源が切れてしまうことを防止する
と言う重要な
     意味があるのですよ。(特にここいらの事は動力電気設備工事には身にしみて感じますよ)
     具体的に例を挙げると
     ・電灯の例
      20A以上電流が流れると遮断するMCCB(50AF/20AT)がありました。
      そこに鈴谷君が配線図間違えて25A流しました。(でもこのとき本人はミスしている事に気ずいてま
      せん)とりあえずブレーカーを入れてスイッチをつけました。(スイッチ入れたとき多分火花が出て気
      ずきますが気ずいてません)
      照明が点灯して「わーい電気ついた」って思い上司に「工事完了しました」って自信満々で報告し
      一時間後に上司が確認に行くとつけっぱなししていた照明が切れていました。(あとですごく上司
      に怒られます。「何やってんだキャバクラ一回オゴレや!」てな感じで)
      上記の内容は動作時間表より

     ・動力の例
      動力はポンプとかのモーター関係がほとんどです。簡単に言うと自転車の漕ぎ始めは力が要りま
      すが、走り出すとさほど力を必要としません。
      電気に例えるとモーター始動時には定格電流値以上に瞬間的に流れますが定格運転にモーター
      が移行すると定格電流値に戻ります。(ここら辺は動力盤と動力工事の考え方で述べますが動力
      工事ではここの理解が鍵を握っています)
      

      以上なんとなく分かってもらえましたかな?

   MCCB「モールド・ケース・サーキット・ブレーカー」のケースについて
     このケースは,
耐アーク性,耐熱性,耐衝撃性,絶縁性に優れたガラス強化のポリエステル樹脂を
     使用していて,外力に対する強度や塵埃・異物の侵入防止などに優れた性質
を持ってるんだって。
     (ス、スゴイ!)
     私は以前某改修現場で撤去した動力盤を屋上からおろしてた時、盤がクレーンのフックから外れて
     落とした事がありました。地面に盤が激突した時、中に入っていたブレーカーのケース(プラスチック
     )がものすごい破片となって私に襲い掛かってきた事がありました。(ヤッパ現場は3Kだね「きつい」
     「きたない」「きけん」)

   ブレーカーの便利な付属品達
     警報スイッチ(AL)
      遮断器がトリッブしたときの警報用接点(私はよく使います。)
     電圧引き外し装置(SHT)
      SHTコイルを遠方より励磁させて,電気的にトリップさせる装置(私は一回使った事が。自動にGC
      回路に切り替える時に使い      ました。動作音がかっちょいいロボットみたいな音がします。
      防災用途かな。

     不足電圧引き外し装置(UVT)
      回路電圧が,定格電圧の70〜20%に低下した時,遮断器をトリップさせる装置で,停電中は“ON”
      操作は不能(経験なし)

     補助スイッチ(AX)
      遮断器の“ON-OFF”表示灯用の補助接点(動力盤によく使います。通称電源ランプグリーンする
      奴)

   電気設備でよく言われる耐用年数について
     あんまりあてにしないほうがいいと思います。まず、設置されている環境に左右されます。
     また、一度でも短絡した事ある系統の主開閉器の耐用年数は一気に落ちるそうです。(短絡事故
     電流に左右されるので半分になるとか4分の一になるとかは一概には言えません)
     まー、そうなったら早め早めの交換ですな。

   改修していてブレーカーについて気になった事
     今はどうか知りませんが400V配電で使用しているブレーカーはちょっと注意ですね。
     昔の400Vはブレーカーのスイッチ(レバー)を切っても中性線は遮断されないので停電作業時に絶
     縁抵抗試験しても抵抗が0Ωになっちゃいます。私はこれを知らなくてそのときめちゃくちゃあせりま
     した。今思えばいい思い出です。 
     昔の奴は中性線を切るときは結構わかりずらしかもこれ本当にボタンか?ってな感じなところにあり
     ます。停電作業中だから暗いし余計にわかりませんよ。
     停電作業前に現場調査すれば良かったんですがなにぶんまだまだ「ひよっこ」でしたから.....
     今現在?はちゃんとスイッチ(レバー)を切っても中性線チョッと時間(一瞬間)をおいて一緒に4極遮
     断されたみたいです。
     昔は、いっぱい電気取れるから流行ってらしい(私が生まれたくらいの時)だから新宿の超高層ビル
     群の中にもこうしたブレーカーがあるんじゃないですかねー
     400Vはほんと怖い実際現場調査時あまり近寄りたくないし

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