鹿児島への史跡旅行案内

リニューアルバージョンv2.0(2016/10/18更新)


磯庭園から見た桜島(鹿児島市)



 鹿児島を旅行するにあたって、基本的な情報を事前に知っておけば、現地についてからも役に立ち、また、より楽しく鹿児島を旅行することが出来ると思います。
 この「鹿児島への史跡旅行案内」では、以前公開していた「鹿児島への史跡旅行案内」と「鹿児島史跡巡り もっともっと詳細版!」を合わせ、地図や最新情報を加筆して再構成し直したものです。鹿児島旅行のための予備知識や情報と、鹿児島市内のバスや市電を利用した「鹿児島市内の史跡めぐりのモデルコース」を2日間の日程に分け、詳細にご紹介します。



(序章)
 澄み切った青空、燃える大地、光り輝く海、そして爽やかな風……。
 明治維新の英雄、西郷と大久保を生んだ町・鹿児島。

 雄大な桜島を背景にした鹿児島の町並みを歩いていると、まるで幕末の薩摩にタイムスリップしたかのような錯覚さえ覚えます。
 鹿児島出身の歴史作家・海音寺潮五郎は、鹿児島の象徴でもある桜島のことを次のように詠じています。

「我が前に 桜島あり 西郷も 大久保も見し 火を噴く山ぞ」

 桜島の光景は今も昔も変わりありません。
 この桜島を西郷や大久保も見て過ごしたのかと考えると、胸の内に何かしら熱いものが込み上げてくるような気がします。

 私はこれまで数えきれないほど鹿児島旅行に出かけました。私が初めて鹿児島を訪れたのは、忘れもしない、まだ青年であった19才の夏のことです。
 初めての鹿児島への旅は、私がこれまで経験した旅の中で、一番思い出深いものとして心に残っています。

 
真っ赤に燃え上がる夕陽
 宝石のように光輝く海
 そして西郷や大久保ら先人たちの息吹きを感じられる街並み


 目に見るもの触れるもの全てが新鮮で、かつ心に大きな感動を与えるものばかりでした。
 初めての鹿児島旅行で経験した感動は、まるで昨日のことのように、私の記憶の中に鮮明に焼きつけられ、今でも心に残るものとなっています。
 私が西郷隆盛を好きになり、そして鹿児島のことを愛してやまなくなったのは、この旅にその原点があったように思います。

「我が胸の 燃ゆる思いに くらぶれば 煙は薄し 桜島山」

 筑前の志士・平野国臣(ひらのくにおみ)が詠じたように、噴煙を噴き上げる桜島を見れば、あなたの胸底に眠っている熱い思いや志が目覚めるかもしれません。
 さあ、雄大な薩摩の国の史跡巡りの旅へ、いざ出発です!!!



(鹿児島への行き方は?)
○フェリー編
 私の初めての鹿児島旅行は、自由気ままな一人旅でした。
 大阪の南港のかもめ埠頭からフェリーに乗り、約20時間にも渡る船旅で、私は鹿児島へと向かいました。
 現在では、大阪から鹿児島へは、大隅半島の東にある「志布志(しぶし)港」までしかフェリーが就航していませんが、私が初めて鹿児島を訪れた時には、夏季・冬季限定という形で、鹿児島市街から南に少し離れた谷山港まで、フェリーで直接行くことが出来たのです。
 私を乗せたフェリー「さんふらわあ」が、大隅半島南端の佐多岬をまわって錦江湾に入り、眼前に雄大な桜島の姿が見えてきた時の感動は、今でも忘れることが出来ません。

「鹿児島に来たぞ〜!」

 私は心の中でそう叫び、これから始まる旅の期待感で胸が一杯になったのを覚えています。
 長い長い船旅であったことも相まって、感慨もひとしおでした。
 交通網が発達した現代となっては、フェリーで時間をかけて旅行する機会もめっきり少なくなりつつありますが、フェリーでの旅というのは、他の旅とは一味違った格別なものがあるような気がします。

 ただ、残念ながら、私が感じたこの感動を今では味わうことは出来ません。
 前述のとおり、現在、大阪から就航しているフェリー「さんふらわあ」は、大隅半島の志布志港までしか運行されておらず、佐多岬を回って鹿児島に入る航路は、残念ながら無くなってしまいました。フェリーを使い、志布志ルートで鹿児島市内に向かうとなると、大阪から志布志へはフェリーで約15時間、そして志布志からは車を利用し、桜島港もしくは垂水港(たるみずこう)まで行き、そこから更にフェリーで鹿児島市内に渡るか、もしくは志布志から陸路を伝って、ぐるっと薩摩半島の鹿児島市まで回らなくてはなりません。
 また、志布志から鹿児島市内行きのバスも出ていますが、約2時間30分かかりますし、志布志から電車を利用することも可能ですが、移動にとても長い時間がかかるので、時間に余裕が無い旅行の場合、大阪からのフェリールートは止めておいた方が無難かもしれません。
 しかしながら、船旅は旅情をそそるものであることは間違いありません。時間に余裕のある旅であれば、一度試してみるのもいかがでしょうか?

【参考Webサイト】
フェリーさんふらわあ
http://www.ferry-sunflower.co.jp/index.html


○高速バス編(平成28年9月30日をもって、トロピカル号の運行は廃止されました)
 関西から鹿児島に行く場合、長距離夜行バスを利用するという手もあります。
 近鉄高速バスから「トロピカル号」と名の付いた夜行バスが、神戸三宮や大阪から鹿児島に向けて運行しています。長距離夜行バスは値段も安く(平成28年6月現在、大阪−鹿児島間は往復で\21,500円)、車内で一晩眠て、翌朝起きれば鹿児島に到着、という感じですので、車に酔わない人であればオススメしたい交通手段です。私も一時期この長距離夜行バスは大変重宝しました。
 ちなみに関東からは鹿児島行きの直通バスは運行されていません。福岡を経由して行かなければならないので、時間のロスがとても大きいと思います。

【参考Webサイト】
近鉄高速バス
http://www.kintetsu-bus.co.jp/highway/index.html


○飛行機編
 鹿児島への移動に余り時間が割けない場合や関西方面以外からの旅行であれば、やはり飛行機を利用するのが一番でしょう。最近はLCC(格安航空会社)の参入もあり、格安で鹿児島に飛ぶことが可能です。
 ただし、鹿児島空港は鹿児島市内から少し離れた場所にあります。空港から鹿児島市内へは「空港リムジンバス」が運行されていますが、40分程度かかりますので、予定を組まれる際は気をつけられた方が良いと思います。

【参考Webサイト】
ANA(全日本空輸)https://www.ana.co.jp/asw/index.jsp
JAL(日本航空)https://www.jal.co.jp/
peach(ピーチ・アビエーション)http://www.flypeach.com/jp/Home
SKYMARK AIRLINES(スカイマーク)http://www.skymark.jp/ja/?bc=1
Solaseed Air(ソラシド・エア)http://www.solaseedair.jp/


○九州新幹線編
 平成23年3月12日、博多−鹿児島中央間の九州新幹線が全線開通し、博多から鹿児島へのアクセスが非常に良くなりました。博多から鹿児島までは、最短1時間17分で行けるようになりましたので便利でオススメですが、東京から新幹線を利用する場合は、約7時間半から8時間かかり、大阪からも4時間弱かかります。

【参考Webサイト】
JRおでかけネット
https://www.jr-odekake.net/



(鹿児島へ行く準備をしましょう!)
 さて、鹿児島に行くことを決めたら、今度は「鹿児島のどこに行くか?」ということを考えなければなりません。行き当たりばったりの旅が好きと言う方もいるとは思いますが、鹿児島はとても広いところです。やはり最初にどんなルートで鹿児島を巡るかだけは、下調べしておいた方がスムーズに鹿児島旅行を楽しめるかと思います。
 今回のテーマは、鹿児島市内の史跡巡りを中心とした旅の案内ですから、それに焦点を絞って話を進めていきたいと思います。

 まず最初に、素朴な疑問として、

「鹿児島の史跡の場所を調べるにはどうすれば良いか?」

 ということが、頭に浮かんでくるのではないでしょうか。
 現在、比較的簡単に入手できる鹿児島関係の史跡案内本の中では、

山川出版社『鹿児島県の歴史散歩』定価:1,200円+税
http://www.yamakawa.co.jp/

 が一番のオススメです。
 『鹿児島県の歴史散歩』は、随分以前から刊行されている史跡案内本ですが、地図が小さく、非常に見にくいという難点がありました。
 しかしながら、2005年10月に地図も内容も一新され、再版されました。とても見やすくリニューアルされましたので、これ一冊があれば、きっと鹿児島の史跡巡りの旅に役立つかと思います。(少し値が張る本ですので、図書館で借りるのも良いかもしれませんね)
 また、『るるぶ』や『マップルマガジン』といった旅行ガイドブックも併せて一冊は持っておいた方が良いでしょう。『鹿児島県の歴史散歩』は、その名のとおり歴史関係しか記述がありませんので、グルメなどの情報は全く記載されていません。旅行ガイドブックは一冊持っておいた方が無難でしょうね。



(鹿児島市内の予備知識)
○市内の駅について

 次に、鹿児島市内の町の様子や公共交通機関について簡単に紹介したいと思います。最初に書くのは、鹿児島市内の駅の情報です。
 鹿児島市の中心駅は、JR九州の「鹿児島中央駅」です。
 元々この鹿児島中央駅は、九州新幹線が開通するまでは、「西鹿児島駅」という名前の駅で、地元の方々からは「西駅(にしえき)」という名で親しまれてきました。地元鹿児島に住む方々は、長年そういう風に略して呼んでいましたので、年配の方なら「西駅」という言葉で表現することがあるかもしれません。万が一「西駅」というような言葉が出た場合は、それは鹿児島中央駅のことだと理解するようにしましょう。
 また、鹿児島中央駅ではなく、実は「鹿児島駅」という駅も市内に存在していますので間違えないように注意して下さい。鹿児島駅は非常に寂れた駅です。鹿児島中央駅のようにバスが頻繁に発着する大きなバスターミナルも無いことから、移動の便利さを考えると、宿泊や史跡巡りの起点は、鹿児島中央駅やこの後に紹介する天文館を中心に考えた方が良いと思います。

鹿児島の中心駅「鹿児島中央駅(旧西鹿児島駅)」 鹿児島最大の繁華街「天文館」

○鹿児島市の繁華街は?

 鹿児島市内の一番の繁華街は、「天文館(てんもんかん)」という場所です。
 最近は、鹿児島中央駅に出来た「アミュプラザ」や市内谷山にオープンした「イオン鹿児島谷山店」に取って代わられ、以前のような活気は無くなってしまいましたが、それでも天文館は、鹿児島市内の交通の中心地であり、一大歓楽街であることは間違いありません。
 天文館へは、鹿児島中央駅から徒歩で約15分、市電(路面電車)やバスを利用すれば、5分程度で着きます。
 また、鹿児島中央駅前から発着しているバスは、天文館経由で運行しているものが非常に多いですので、鹿児島中央駅から天文館に行く場合は、駅前のバス停から「天文館経由」と書かれているバスに乗車するか、もしくは市電(路面電車)の「鹿児島中央駅前」電停から「鹿児島駅前行き」に乗り、「天文館通」電停で下車して下さい。


○鹿児島市内の宿泊場所について
 鹿児島市内の宿泊場所についてですが、旅館にするか、ホテルにするか、それともビジネスホテルに泊まるか、個々人の好みにもよりますので、あえてここではオススメは紹介しませんが、もし観光に便利な場所に泊まりたいと言うのであれば、鹿児島中央駅か天文館付近に宿泊されることをオススメします。
 また、鹿児島中央駅及び天文館周辺のホテルに宿泊する場合、車がある場合は別途駐車料金が必要になってきます。ホテルにより料金はまちまちですが、駐車料金はだいたい500円から1,000円の間で設定されています。



(鹿児島市内の移動手段について)
○電車、バスについて

 鹿児島市内の公共交通機関についてですが、鹿児島には、JR、市電(路面電車)、バスの大きく分けて三つの交通機関が存在しています。
 しかし、鹿児島市内の観光のみであれば、おそらくJRを使うことはほぼ無いでしょう。市内観光には、市電(路面電車)かバスを利用するのが一番便利です。

 まず、市電ですが、これは路面電車のことで、鹿児島市内の中心部を走っています。電車の本数も多く、頻繁に運行されていますので、史跡巡りをする場合、積極的に利用するのが便利だと思います。
 次いで、バスについてですが、私が知っている限り、バスには「鹿児島市営バス」、「鹿児島シティビュー(観光周遊バス)」、「林田バス」、「南国交通バス」、「鹿児島交通バス」の5種類があります。(その他にも長距離運行する「JRバス」や「南九州高速バス」などもあります)どのバスも値段はさほど変わりませんが、一部の急行や特急バスは値段が異なりますので注意して下さい。
 また、バスを利用される場合は、鹿児島市内の観光スポットや名所旧跡を周遊している「鹿児島シティビュー」という観光バスを利用するのがオススメです。この周遊バスは、30分間隔で鹿児島市内の観光スポットをまわっていますので非常に便利です。
 また、シティビューについては、一日乗車券(大人600円、小人300円)を購入すれば、市電(路面電車)や市バスも併せて乗り放題になりますので、大変便利でお得です。後に紹介するモデルコースでは、このシティビューを利用します。
 ちなみにバスですが、シティビューなどの定額制のバス以外は、そのほとんどが「整理券」を取って乗車するシステムとなっていますので、乗車の際は整理券の取り忘れのないように気をつけて下さい。

【参考Webサイト】
鹿児島交通局(鹿児島シティービュー)
http://www.kotsu-city-kagoshima.jp/tourism/sakurajima-tabi/#ank3

カゴシマシティビュー 鹿児島市内を走る市電(路面電車)

○レンタカーについて

 ご高齢の方や小さな子供連れの方でしたら、レンタカーを借りるのも良いかもしれません。鹿児島中央駅前には数社のレンタカー会社がありますが、やはり飛び込みで申し込むのではなく、事前に予約されておいた方が無難しょう。
 ちなみに下記に紹介するWebサイトには、「早割」というものがあり、料金も大変お得になっていますので、オススメです。

【レンタカーについてのオススメWebサイト】
たびらい(九州レンタカー)
http://www.tabirai.net/car/kyushu/


○レンタルサイクルについて
 最後に、レンタルサイクル(自転車)についてですが、鹿児島市内の史跡を数多くまわるつもりであれば、自転車を借りるのがオススメです。自転車はバスや電車のように時間待ちをする必要はありませんし、駅やバス停から離れた史跡などに行くには、最適の移動手段だからです。
 鹿児島市内は、市電(路面電車)やバスが頻繁に走っており、移動にはとても便利なところですが、市内の史跡巡りに限って言えば、自転車は最強の移動手段と言っても過言ではありません。
 宿泊しているホテルで自転車が借りられれば別ですが、もしホテルに貸し出し用の自転車が無ければ、次のような方法で自転車を借りることが出来ます。
 鹿児島中央駅構内の総合観光案内所で、「電動自転車レンタサイクル 楽チャリ」を利用する方法です。
 新幹線などJRを利用して鹿児島に入った場合、2時間400円、4時間800円、4時間を超える場合1,200円で電動自転車を借りることが出来ます。
 ただし、下記Webサイトを参照して頂ければ分かりますが、JRを利用していない場合はレンタル料金が高くなるのと、利用時間は午前9時から午後5時までに限られていますので注意が必要です。

【参考Webサイト】
電動自転車レンタサイクル 楽チャリ
http://www.jrkyushu.co.jp/tabi/rakuchari/index.jsp

 また、私の場合、鹿児島市内の史跡巡りをする際は、必ずと言って良いほど鹿児島中央駅近くにある「若松自転車商会」さんで自転車を借りていました。1日800円という格安料金で借りられたため、私は決まってここを利用していたのです。
 しかしながら、実際に私が利用したのは約10年前が最後ですので、現在もレンタルサイクルを実施しているかどうか分かりません。料金等は一度お店の方に直接尋ねられた方が良いと思います。

【参考Webサイト】
若松自転車商会(旅ぐるたび)
http://gurutabi.gnavi.co.jp/i/i_150815/



(いよいよ史跡巡り開始です!)
 さて、予備知識や情報はここまでにして、ここからはいよいよ本編の鹿児島市内の史跡巡り案内に入りたいと思います。
 最初に書きましたが、ここで紹介するのは、初めて鹿児島に旅行される方に向けた、私tsubuがオススメする、全行程2日間に渡る鹿児島市内の史跡巡りコースです。
 最初にコースの概略を書きますと、次のとおりです。


(第1日目)
鹿児島中央駅

『若き薩摩の群像』

『西郷南洲翁宅地跡』

『鹿児島市維新ふるさと館』
『大久保利通生い立ちの地』
『西郷隆盛誕生地』

(「加治屋町散策」)

『西郷隆盛銅像』
『小松帯刀銅像』

『かごしま近代文学館』

『鶴丸城跡(鹿児島城跡)』
『鹿児島県歴史資料センター黎明館』

『私学校跡』

『南洲翁終焉之地』(西郷隆盛自刃の場所)

『薩摩義士碑』

『西郷洞窟』
『城山』

『今和泉島津家邸宅跡』(天璋院篤姫誕生之地)

『南洲神社』(西郷隆盛墓地)
『西郷南洲顕彰館』

天文館

『大久保利通銅像』

鹿児島中央駅


(第2日目)
鹿児島中央駅

天文館

『造士館・演武館跡』

『照国神社』
(『島津斉彬銅像』、『島津久光銅像』、『島津忠義銅像』、『賞典学校碑』、『探勝園跡』等)

『仙巌園(磯庭園)』
『尚古集成館』

『異人館(鹿児島紡績所技師館)』
『照国公製艦記念碑』
『鹿児島紡績所跡』

『石橋記念公園』
(『石橋記念館』、『薩英戦争記念碑』、『祇園之洲砲台跡』)

天文館

鹿児島中央駅



 このコースは、あくまでも私が推奨するモデルコースですので、このコースに色々と行きたい場所や見たい史跡を加えてアレンジし、楽しい史跡巡りのプランに役立てて頂ければと思います。
 また、史跡巡り2日目については、若干ゆったりとまわるコースにしています。

 最後に、この史跡旅行案内のモデルコースをより分かりやすくするため、簡単ですが、史跡の位置を示した案内地図を平成28年10月に追加しました。
 地図の見方は下記のとおりです。
 史跡巡りの参考にして頂ければと思います。

史跡案内地図の見方

 それでは、いざ鹿児島市内の史跡巡りの世界へ出発しましょう!!!



鹿児島市内の史跡巡り「第1日目」へ
 
鹿児島市内の史跡巡り「第2日目」へ