Dog House
R1-Zってこんなバイク
今まで調べた事を踏まえてのデータです。しかし間違いも有ると思います。

作成
2001.02.06

更新
2007.06.28



R1-Zデビュー
1989年冬の東京モーターショー(幕張メッセ開催)でデビュー。

この時の雑誌記事を見るとR1-Zは『次世代のRZ(80年代のヤマハ発動機の名車)か?』と
話題にあがり、各バイク雑誌の特集でも結構大きく記事が取り上げられた。

ちなみにヤマハが計画したR1-Zの販売ターゲット年齢は、20代後半。
レプリカバイクは卒業したが、まだバイクが大好きな人達が「何の気負いも無く普通に
乗れる2サイクルマシン」という開発設定だった模様
…当時の記事からの推測。

レプリカよりポジションに自由度があるので気軽に乗れるし、またコーナーの続く山道では
軽量コンパクトな車体&2サイクルエンジンの瞬発性を生かして、コーナーを軽く攻められる事を
ポイントにして発表。また既存の車種からの流用パーツで開発コストを押さえた分、
細かなパーツのデザインや仕上げへとこだわり、オーナーの所有欲を満たす事も、
販売コンセプトだった模様。
(当時の雑誌インタビューより抜粋)

またヤマハは、SRのような「息の長いモデル」にしたかった様です。(雑誌より抜粋)

しかし時はまだ、レーサーレプリカ全盛の頃、85年式のTZR250と基本的に共通の
旧世代のエンジンを搭載した車(点火系がデジタル進角化はされましたが)と云う事で、
毎年モデルチェンジをする「高性能至上主義の時代」の波に、R1-Zは埋もれます。
当時は「最速なレプリカ」こそが売りでした。

その後のネイキッドブームの際も、R1-Zは今ひとつパッとしませんでした。
2ストロークのエンジンを搭載されていた事が、受け入れられなかったのでしょう。

自分のR1-Z以外は、ほとんど見た事が有りませんでしたからね。



初期型R1-Z(3XC-1)
フレームナンバー/3XC-000101〜
発売は1990年6月5日です。

予約先行購入者にはR1−Z予約カードとR1−Zのロゴ入りブルゾンが特典として
販売店から貰えました。
(後日、バイク屋の社長から余った予約カードは貰いました…
参考に一応アップします

発売当時の車体カラーは、
『ブラック2』『シルキーホワイト』の2色。
で、その年の10月に
『ビビットレッドカクテル1』(赤)が発売。

●初期型は、フレームの色で見分ける事が出来ます(フレーム載せ換えて無ければ…汗)
 ブラック2…イエローイッシュグレーメタリック2(茶の入ったグレー)
 シルキーホワイト&赤…グレーメタリック1(シルバーグレー)

それと初期型R1-Zは、エンジンの色(クランクケースカバーとか…)と
メーターカバー等の樹脂パーツの色が、深いグレー。この色は、88TZR(2XT)や
TDRのエンジン(クランクケースカバーやステーターコイルカバー、シリンダヘッドなど)の
塗装で使われてたグレーメタリックと同じ色。2型以降のエンジンとは色が違います。
ここらからも形式を確認出来るかも知れません…。エンジンの載せ換えが無ければ。

ヤフオクや中古車を品定めする菜の一つの目安になると思います。



2型R1-Z(3XC-2)
フレームナンバー/3XC-030101〜
マイナーチェンジは1991年8月頃(パーツリスト発行日を参照)です。
(2型参照資料/「モーターサイクリスト」の91年11月号)

変更点
フレーム変更(ピボット付近に補強が入る)&スイングアームの補強、
アンダーフレーム(黒いフレーム)の変更(補強が2本入ってる)、
フロントサスペンションの減衰力の変更(10%ダウン)、
リアショックの変更(ド・カルボンタイプ→ビルシュタインタイプ)
上記車体回り&サスセッティング変更に合わせての、ブレーキパッドの材質変更
(初期型のブレーキフィーリングより、初期の食い付きがマイルドになったらしい)
フロントブレーキディスクの小径化(282mm→280mm)
ハイスロットルタイプの採用に合わせ、ステアリング周りのスイッチ類の変更。
それに伴い、ヘッドライトのスイッチの削除(常時点灯を採用)。

ステップへの振動防止の為のウエイト追加、とシート形状の変更(3型も一緒)、
キックペダルの小型化、タンデムステップの変更(滑り止めのザギがより細かく)

フレームカラーとホイールカラー、メーターハウジング等の樹脂パーツの色が
メタリックブラック(?)に、エンジンの色がシルバー(?)に変更されました。

車体カラーは、
『シルキーホワイト』『ブルーイッシュブラック2』

フレーム&車体の塗装方法も静電着塗装になり耐久性が向上との事。

それと、速度メーターのメモリの変更(初期型は2km/h単位で細かいメモリ入り)以上。


2型(3XC-2)は、ブレーキパッドの材質変更や、サスペンションの構造変更により、
初期型に見られたサスペンションの底付き感が解消され、コーナーでの切り返し等の
フィーリングが改善されたとの雑誌記事からの推測。

なお、2型までは45馬力でバイアスタイヤ。>よく雑誌間違えてるけど…



3型(3XC-3)/多分最終型
フレームナンバー/3XC-040101〜
発売は1992年12月頃(パーツリスト発行日を参照)です。

変更点
CDI(3XC-30)の変更による40馬力自主規制とラジアルタイヤの採用、
ヘッドライトハウジングの変更(ライトレンズ付近のみメッキハウジングへと変更)
ステータコイル&ローターの部品の変更、レギュレータの変更、バッテリーの形式変更。
(パーツリストから抜粋、故障し易いレギュレータ(47X-****)から変更。常時点灯に
向けての、充電系統の発電力の強化だと思われる)それとミラーのデザイン変更、
R1-Zのロゴのデザインが少々変更。

エンジンナンバーの刻印(3XC-******)が入った(2型までは(3XC)のみ)。
車体カラーは
『プロストシルバー』『ブルーイッシュホワイト』です

なお、巷で噂されてる(フレームの太さの変更)は有りません。
(自分の初期型と知人の3型のメインフレーム寸法をノギスで測った)
初期型〜3型のパーツリストで調べましたが、2〜3型のフレーム部品番号は
同一番号です。ですので2型の説明で上記しましたが、R1-Zのフレームは
初期型のモノと2〜3型の(補強入り)のフレームの2種類へと分かれます。


最後に…環境問題と云う大義名文(NOx規制)をかざして98年末、
各バイクメーカーは、販売台数の伸びない中型(現在普通免許車)の
2ストロークエンジン搭載車の販売中止ヘと踏切り、R1-Zは他の
TZR250やNSR250、RGV250γと共に絶版車の仲間入りをしました。




とりあえず参考書籍

YAMAHA R1-Z サービスマニュアル(3XC-28197-00)
YAMAHA R1-Z パーツリスト(3XC-1/3XC-2/3XC-3)
モーターサイクリスト 1990年6月号/「R1-Z 発売時の特集」
RIDE ON vol.33(ビデオ)1990年7月号「新車特集」
B TOOLマガジン増刊 The NAKED 1990年8月発行/開発スタッフインタビュー
モーターサイクリスト 1991年2月号/「ツーリング徹底チェック R1-Z」
モーターサイクリスト 1991年11月号/「新旧モデル徹底比較 大変身! R1-Zの実力」
チャンプU 1993年1月号/「親の顔が見たい R1-Zの巻」開発スタッフインタビュー

それと当サイトの強力な協力陣営

ブリさん(悪の地上げ屋さん)&(赤い)にゃんこさん
ありがとうございました。


TOP